調査概要

調査概要

実際の診断書に記載する内容です。

  1. 調査建物
  2. 調査場所
  3. 調査日
  4. 調査会社
  5. 調査目的
    • 老朽化に対する現状把握
    • 第三者事故未然の防止に対する予防保全について
    • 現状問題点解消方法についての修繕設計
  6. 調査方法
    • 概観目視方法
    • 打診方法

現状報告(問題点一覧)例

調査報告(問題箇所のみ報告)

☆が5個を限度とし、☆が多いほど緊急性が高い項目です。

壁面の劣化・露筋部、シール材の劣化への早急な対応が事故未然の防止のために必要です。 老朽化に対して露筋・ひび割れ補修・シール補修・保護塗膜の塗替えが必要です。

  1. 外壁ひび割れ・露筋 (☆☆☆☆☆)
  2. シーリングの老朽化 (☆☆☆☆☆)
  3. 外壁塗膜の老朽化  (☆☆☆☆)
  4. 防水層       (☆☆☆☆)
  5. 鉄部の老朽化    (☆☆☆☆☆)

問題点と解決策

  1. 各漏水の現状と原因
  2. 配管からの漏水以外は、外壁面(サッシ廻り・打ち継目地・各端部、取り合い部)のシール材の老朽化とひび割れが原因です。外壁面はすべてが限界状態にあり、漏水はこれまで以上にひどくなると思われます。

  3. 外壁面
  4. 排気ガスの影響と築年経過数による老朽化におり、塗膜のチョーキング(粉化現象)を起こし、耐候性が無い状態です。既存の塗料はアクリル系の上塗り材で保護されていますが、次回改修時はコンクリートの夏冬の伸縮にも追従する弾性型防水塗料により、ひび割れ防止・露筋防止への対策への実施をお勧めします。

  5. 壁のひび割れ・老朽化
  6. 震災の影響によるひび割れも確認されましたが、ひび割れの多くはコンクリートの伸縮が原因となるひび割れと、雨水の浸入が原因となるひび割れです。
    露筋・欠損部分も雨水が原因となる箇所が大半であり、南側や東側については通路の真上に落下寸前のコンクリートがあり、事故の危険性も大きい状態です。脆弱部のはつり撤去後、鉄筋の防錆処理をおこない、専用補修材にて強度補修の対応をお勧めします。

  7. シール材
  8. 1.各漏水の現状と原因にある通り、限界状態です。

  9. 防水層
  10. 屋上防水は施工後10年以内の箇所もありましたが、補修改修が必要です。また未施工部分は早急に改修が必要です。出窓・空中階段部分の天端も防水処理が必要です。

  11. 建物全体調査報告
  12. 建築後大規模改修はまだ施されていないと推測されます。
    事故未然の防止のため緊急性を必要とする危険状態にある箇所もあり、外壁補修での事故未然の防止のための工事が必要です。

事業内容